「『これ以上は高血圧ですよ』という基準値を低めに設定するだけで、

健康な人を『患者』にすることができるからです。

しかも血圧を下げる降圧剤は一生飲み続けることが多い。

製薬会社は莫大な利益を得られます」


〉〉〉日本高血圧学会のガイドラインで

高血圧の基準が下がり始めたのは、2000年から。

アメリカや日本で

高血圧の新薬ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)が発売されたころと重なる。


降圧剤


w(*゚o゚*)wオオオー!ピッタシ!


・・・ガイドライン改訂とともに、

まさに、うなぎ登りに、

降圧剤服用者が男女ともに増えていますね・・・


〉〉〉「アメリカの製薬会社は高価なARBを売り出すために

国際高血圧学会や世界保健機関(WHO)に働きかけて、

高血圧の基準値を下げさせることに成功した。

日本高血圧学会もすぐそれに倣いました。

おそらく製薬会社からの巨額な寄付金があったのでしょう」

と語るのは医薬ビジランスセンター(薬のチェック)理事長の浜六郎医師である。


浜六郎


浜六郎



で、前出の松本医師が、

〉〉〉「私が卒業した69年当時、降圧剤を服用している人はおよそ300万人でした。

それがいまや1500万人とか2000万人といわれている。

製薬会社は笑いが止まりませんよ」(松本医師)


〉〉〉医師の多くはガイドラインに従っている。

多忙な医師にガイドラインが正しいかどうかを検証する時間はない。

とりあえずこのガイドラインに従っておけば

万が一のときも安心、という思いがあるのかもしれない。


〉〉〉「年齢とともに血圧が高くなるのは自然なこと」と松本医師はいう。

「年をとれば血管は硬くなる(動脈硬化)。

弾力を失った血管は拡張・収縮しにくくなるので、

体のすみずみまで血液を送り込むのが難しくなります。

そこで心臓は血圧を上げて、血流をよくします」


「上は180、下は110まで大丈夫」

〉〉〉それでは本当のところ、血圧はいくつまでなら安心なのか。

浜医師は、「上は180、下は110まで大丈夫。

これは各種の疫学調査から明らかです」と断言する。

松本医師は、「やはり上は年齢プラス90が目安。

それを大幅に超えた状態がずっと続くのでなければ気にしなくていい」という。


・・・安保徹先生がおっしゃっておられたのと同じですね!


〉〉〉しかし高血圧を放置すると、脳卒中など生命に関わる病気になるという。

その点は大丈夫なのだろうか。


〉〉〉「脳卒中には3種類あります。

すなわち脳出血、脳梗塞、くも膜下出血です。

50年前はほとんどが脳出血でしたが、

いま脳出血激減していて、脳梗塞8割です。

くも膜下出血はいまも昔も全体の3%程度」(松本医師)


〉〉〉脳出血が減ったのは、人々の栄養状態がよくなったからだ。

細胞を丈夫にするコレステロールの摂取量が増え

血管が破れにくくなっている

それなのに「血圧が高いと脳卒中になる」という思い込みだけは昔のまま。


〉〉〉「脳梗塞とは、血の塊が脳の血管に詰まる病気です。

血の塊を吹き飛ばすには、

血圧を高くして血が勢いよく流れたほうがいいはずです」(松本医師)


〉〉〉しかし

薬で血圧を下げているので、かえって脳梗塞を患う人が増えているのだ。


・・・そうなんです。私の義父もそうでした。

 最初の脳梗塞以来、23年間、降圧剤を飲んでいました

 そして、心筋梗塞、脳梗塞、とお決まりのコースで、

 最後は、脳梗塞で血管に詰まった塊を取り除く手術で、脳出血・・・


〉〉〉浜医師も次のように警告する。

「体は酸素と栄養素を血液から得ていますが、それを取り込むためには一定の血圧が必要です。

それなのに降圧剤で血圧を下げすぎてしまうと、それが取り込めなくなる」


・・・そうですね。

血圧が低いと、全身に血液が回らない

⇒酸素と栄養素を、体のすみずみまで取り込めなくなる・・・



〉〉〉さらに怖いのが、薬そのものがもたらす副作用だ。

降圧剤には種類がいくつかあり、現在の主流は前出のARBやカルシウム拮抗薬だ。

これらの薬剤には炎症を抑える作用がある。

「免疫反応は、病原体や体内にできた異物から体を守るための防御システム。

炎症は、免疫反応の重要な要素で、

体にできた傷を治す働きです。


ARBやカルシウム拮抗薬は炎症を抑制するので、

これを飲むと炎症が目立たなくなり、一時的に健康になったかのようにみえる。


〉〉〉しかし傷を治すための反応が起きないということは、

傷を放置しているということですから、いろいろと不都合なことが起きます」(浜医師)


〉〉〉その1つが「がん」である。

「がんとはいわば体内にできる異物。

免疫が正常に働いていれば、仮にがん細胞が生まれても小さいうちに排除できる。

しかしARBやカルシウム拮抗薬を飲んでいると

免疫が抑制されてしまうので、がんになりやすい」(浜医師)


〉〉〉感染症が全身に広がって死に至る「敗血症」も、

免疫(=炎症=傷を治す不全によって起こる。


〉〉〉さらには高齢者が血圧を薬で無理やり下げた場合、

脳に栄養や酸素が行きわたらず、認知症になりやすいという説もあるのだ。

2018年1月1日