減塩によって、起こる不調に、
まず、(1) 低体温(35℃台)というのがありますが、
私たちの体の60%を占める血液と細胞外体液の、
ナトリウム=塩の濃度は、0.9%
減塩すれば、この濃度がさがりますから、
血管の中の血液や細胞外体液は、水っぽくなり、
血液の流れに勢いがなくなり、流れなくなります!
心臓から血液は送り出されますが、
この血液に0.9%の塩分濃度があれば、
勢いよく流れていきますが、
水っぽい血液では、途中で、淀んで流れなくなってしまうのですね。
だから、低体温(35℃台)・・・
これって、
ガンが大好きな体温ですね!
(*`д´)b OK!ヤッチマエー(byガン君)
・・・というのは冗談で、
ガンは、体が過酷な環境にあって、悲鳴あげているので、
楽に生きられるように、多細胞の自分を、
単細胞化しようとしているだけなのですけどね!
・・・話を戻しまして・・・
当然のことで、(2) 低血圧!
低血圧になれば、(3) 朝起きるのがつらい!
(4) だるい、やる気がおきない、無気力
そして、
血流に勢いがないので、体中に熱い血潮が流れなくなり、
35度台の低体温!
当然、(5) 冷え性となって、
(6) 風邪をひきやすい体になっていきます・・・
・・・さて、身体の中で一番、血液がたくさんほしくて、
血流がたくさんいる臓器はどこかといえば、それは、脳です。
減塩して、血液が水っぽくなってしまうと、血液の流れが滞り、
血液をものすごく欲している脳で障害が起こり、
まず、(7) 頭痛が起きます。
頭痛って、本当にいやですね。
集中できなくなるし、何もやる気が起きないし、
寝ていても痛いし・・・
何も考えられないから、勉強もしたくない・・・
成績もあがらない・・・
そのうちに、脳のさまざまな病気も引き起こし・・・
脳腫瘍、脳内出血、脳梗塞etc・・・
それに (8) 肩こり
「肩こり」とはいいますが、これって、「首」なんですね!
心臓から脳に行く血流が滞ってしまうことで、
頭と体の連結箇所の首が痛み、肩こりになってくる・・・
この嫌な頭痛も、肩こりも、
塩をなめて、塩分摂取していたら、
取れてしまっていたかもしれないのですね・・・・
知らなかった・・・・
(-д-`*)ウゥ-
それに、
頭部にある目や耳も、脳への血流が減ることで、大ダメージを受けて、
(9) めまい、そして、(10) 貧血・・・・
血流が少なくなっているんですから、貧血になるのは当然で・・・
また、頭部への血流が滞れば、
髪の毛にも、充分に栄養が行き渡らない、
(11) 抜け毛が酷くなるのも、道理で・・・
とにかく、いろんなことを考えて処理しないと行けない脳、
それゆえ、たくさんの血流が欲しいのですが、
そこに勢いのある血液が流れていかないので、
いらいらも募って、
(12)すぐ切れる
脳への血流が少ないから、やる気もおきなくて、
(13)ストレスに弱い、
ので、すぐに、
(14)鬱病 ひきこもり
そして、年齢がいけば、
(15)認知症・痴呆・徘徊・寝たきり
あれれ?
現代の社会の精神病のオンパレードになってきましたね・・・
誰だよ!
減塩、減塩、って、みんなに勧めているのは!
ρ(`O´*)ムッキー!!!
えっ!?あなたが信頼している主治医?
(;'Δ';)ソンナ、アホナ・・・
そして、
女性の生理は、出血を伴いますから、
その血液が水っぽかったら、障害が出るのも当然で、
(15)生理痛 子宮内膜症
子宮は、水素イオン濃度、pH値は2.5~3という強酸性
細胞外液の間質液も、血漿も、
Na+(ナトリウム)の次に多い成分が、Cl-(塩素)です。
塩素は、塩化ナトリウムの陰イオンなので、
当然、塩が不足すれば、この塩素も不足し、
子宮を、強酸性に保つことができなくなります・・・
尿道と近い位置にある子宮には、ばい菌が侵入しやすいし、
大事な赤ちゃんを守らないといけないので、
強酸性に保たれているのですが、
塩不足であれば、やられ放題になってしまいますね・・・
ヽ(´Д`;)ノアゥア...
(16)性欲減退、インポテンツ
現代が、少子化になるのも、無理ないですね・・・
|||||(´ω`;)||||| ドヨ~~ン
それに・・・
血流が弱ければ、毛細血管にまで、血液が回らなくなるので、
(17)皮膚が弱くなり、
皮膚のアレルギー症状(18)アトピー
・・・私の知人は、アトピーがひどくて、
常にかゆくてかゆくて、かきむしってしまって、仕事にならず、
結局、鬱になって仕事もやめざるを得ず、引きこもりになってしまいました・・・
・・・それだけでなく、とうとう目も見えなくなりました。
目のところの血管は、特に細いので、
しっかりとした血流ときれいな血液になっていないと、
すぐにやられてしまうのです・・・
ヽ(#`Д´)ノ┌┛悔シイ!!!
そして、減塩によって起きる大問題がもうひとつ!
骨です!
骨はミネラルの貯蔵庫なのです。
骨は、カルシウム・マグネシウム・リンですが、
ここには、骨を壊して、新しく再生させる、
破骨細胞と骨芽細胞があります。
つまり、
骨には、カルシウム・マグネシウム・リンだけでなく、
細胞を再生するために、ナトリウム・カリウムも貯蔵されています。
ところが、
減塩で、ナトリウム=塩が減らされることで、
骨のミネラルバランスが崩れていきます・・・
常に新陳代謝を繰り返している骨なのに、
この古い骨を壊して、新しい骨に再生することができなくなり、
ボロボロになっていきます。
この骨の新陳代謝ができなくなるのです。
結果、(19)骨折しやすくなります。
老人になると背骨の圧迫骨折がありますが、
これだけ塩分を減らされたら、
圧迫骨折する患者が増えるのも当たり前なのですが・・・
・・・さて、私ごとですが、
私の母は、2012年、大動脈解離で、あの世に旅立ちました・・・
大動脈解離とは、大動脈の内壁(内皮=内膜)が破れて、
血管の中間層(中膜)が剥がれてしまうものです。
MSD製薬会社 マニュアル家庭版では、
〉〉〉大動脈解離は、高血圧によって
動脈の壁が劣化することが原因で発生します。
〉〉〉通常は血圧を下げる薬を投与するとともに、
外科手術を行って裂けた部分を修復するか、
ステントグラフトを挿入して裂け目を覆います〈〈〈
母は、常に血圧を気にしていました。
祖母が若くして脳卒中(血管からの出血)で倒れ、
亡くなるまでの30年以上を
半身不随のままで過ごさなくてはなりませんでした。
その介護をしてきた母は、
自分の血圧が高めなので、
祖母と同じようになるのではないか、と、常に気にしていました。
母は、病気をしたこともなく、元気が取り柄でしたが、
2000年以降の標準血圧の数値のさがりとともに、
体温が35度台で、風邪をひきやすくなって、
よく、寝込んでいたようです。
1999年までなら、年齢プラス90でOKだった血圧が、
140以下になったのですから、
当然、医者は、降圧剤を飲むことを勧めたでしょうし、
本人も、減塩、減塩、とやったことでしょう。
抜け毛も気にしていましたね。
「微熱があって、体調がよくないの」と、
地方に住む母に、連絡の電話いれるたびに、
母はそう話していました・・・
そうこうしているうちに、
母が倒れた、という電話があり、
東京から、実家近くの病院に駆けつけたときは、
まだ息はありましたが、
その日が明ける前に、母は息をひきとりました。
大動脈は、足のほうまで、みごとに裂けていました・・・
大動脈解離です。
母は、たくわんや白菜など野菜のお新香が大好きでしたが、
血圧を気にして、控えていたのです・・・
おいしく、ばりばり食べていたら、
塩はとれるし、野菜からはカリウムがとれるし、
このふたつで、細胞は再生できていました・・・
((“o(>ω<)o”))悔シイ!!!
これが血管の構造ですが、
外膜があって、その外膜の中に栄養血管が通っています。
そして、弾性膜に囲まれた平滑筋、これが中膜で、
その次に、弾性膜があって、そして、内皮=内膜となります。
大動脈は一番太い血管ですが、
血液が、血管の内皮を破り、弾性膜も破って、
平滑筋の中膜を破壊して、ここに流れてしまう、
これが大動脈解離ですが、
ネコさんが、「大動脈の弾力性はすごいんだぞ」と言っているように、
そんなに簡単に破けるものではないのです。
大動脈解離の原因は、高血圧、と断定していますが、
これだけの弾力性のある血管の内膜と中膜、
どのくらいの血圧だったら、破れるというのでしょうか・・・
血圧200あっても、破れません!
それで破れたとしても、
弾性膜に囲まれた平滑筋がしっかりしていれば、
そこに血液が流れるということは、あり得ないのです。
これは、血管の内皮、そして、弾性膜、
平滑筋の細胞組織が劣化していたがために、破れた、
と考えるほうが自然ではないでしょうか・・・
母も、以前から、血圧を気にしていました。
そこへ、130以上は、高血圧!という基準!
2000年から2008年までのたった8年間で、
血圧の基準値は、180から50もさがったのです。
医者は、何も考えずに、基準値どうりに、
血圧が高いから減塩しろ、と、いいます。
降圧剤も飲みましょう、と。
動脈にも静脈にも、「栄養血管」があります。
この血管を通る血液から、栄養を補給して、
動脈・静脈の血管の組織細胞を、日々再生しているのです。
だけど、
血液の塩分量が少なくて、血液の流れが悪かったら、
栄養を運ぼうとしても、運べない・・・
・・・結果、ナトリウム不足から、
血管内の細胞の、カリウムとナトリウムの交換がスムーズにいかずに、
細胞が新しくなれなくて、ぼろぼろに・・・
もし、あのとき、
血圧は、年齢プラス90でよくて、
今の基準が、降圧剤を飲む患者を増やしたいがためのものであること、
そして、塩の摂取がとっても重要で、
塩分と高血圧との関係も不明であること、
これらがわかっていたなら、
塩分をしっかり摂るように、アドバイスできて、
母はもっともっと長生きできていたのかもしれません。
こういうことが、わかったのが最近なので、
まあ、今更言っても詮無いことですが、
だからこそ、
そうなる前に、みなさんに知って欲しい、
そういう思いで、この記事を書いています。
少しでもお役に立てたら、さいわいです。
次回は、今の食生活って、どうなのか、
考察してみようと思います。では・・・