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カルト宗教のマインドコントロールは、自ら進んで修行していると錯覚させ洗脳して脱会できなくさせます。

 24, 2018 19:36
地下鉄サリン事件から23年、
坂本堤弁護士殺害事件からは、29年もの月日が流れて、
やっとカルトの詐欺師・麻原彰晃こと松本智津夫の処刑がなされました。

麻原 

それに伴い、6人の死刑確定者が処刑されましたが、

彼等が、麻原と同じ極悪非道な人間かと思いきや、
サリンの袋3袋を破き、
マスコミから「殺人マシーン」と言われた林泰男ですら、

〉〉〉オウム被害対策弁護団の滝本太郎弁護士に、
少しはずるかったり危ない人であって欲しかったのですが、
面会してみればいい青年なんです。
参ったです。」(wikipedia)
と言ってらっしゃるくらいなのです。

サリンパックは11個あって、その端数のひとつを、
〉〉〉林が犯行当時、
指示を断れない状況下にあるのを知っていた村井が
5人の中で最初に林に1つ多く持ってくれるかと頼み、
引き受けたものだった〉

今回、処刑された井上嘉浩が、林のことを、

〉〉〉「実行メンバーの中で
もっとも人間的で優しい人なのでいやがることを引き受けた」と語っている〉

とのこと・・・・

また、端本悟は、

〉〉〉オウム真理教に入信した高校時代の友人を脱会させるために
説得したり話し合ったり、友人の様子を見るためオウムのセミナーに参加したりしているうちに、
あっという間に麻原彰晃の説く四無量心・救済などの教えに感化され
同年(1988)7月にオウム真理教に入信〉

「もっとも人間的で優しい人」が
これほどの凶悪犯罪に手を染めさせてしまうオウム・麻原とは、一体・・・

脱会の説得にあたっていたのに、
あっという間に取り込む「カルト」とは、一体、どういうものなのでしょうか・・・

サリン事件のあと、テレビにも解説者として出ておられた、
精神病理学の精神科医師であられる高橋紳吾先生の講演で
詳細に語られているので、ご紹介したいと思います。

ほんとうに、
なぜ、こんなむさ苦しい詐欺師にひっかっかったのか?

それは、カルト宗教によるマインド・コントロールなのだそうです。

マインド・コントロールとは、
〉〉〉いくつかの心理的な技法を効果的に積み重ねて、
相手をこちらの都合どおりにあやつり、説得する技術です。
自分が洗脳されている意識のないままになされるということがあります。
抵抗感が少ないままにされる洗脳のテクニックということで、
受ける側はむしろ自発的に修行とか学習、訓練を受けている
というふうに錯覚するように仕組まれています

マインド・コントロールされてしまうと、

水中に長く潜っている修行も、
たった15秒で飛び出してくるくらい気が小さい麻原彰晃

京都府立医大卒の医師だった中川智正にとって、
絶対的なもの。
人間ではなく化け物のようだと思っていた。
殺されるより怖い存在だった」

ヘ(ΘΘ)ヘ
~~^m川゜Д川m~~~~エエエー

だから、
村井秀夫からサリン製造を指示されたとき、
麻原の意向だから「絶対にやらないといけないと思った」

これがマインド・コントロールなのです。

マインドコントロールのやり方は、

〉〉〉一番目がアプローチです。
新人を勧誘するのをアプローチと言います。
家族や知人などを誘う場合と、
路上で未知の人にイベントのビラとか本などを配ったり、
アンケート調査や手相、占いなどを使って接触する場合とがあります。
家族や知人の場合、いやがる人にも
「とにかく集会に出てみないか」とか、
「ビデオを見てみないか」と言って誘います。
「いいか悪いかは試してから判断すればいい」と言うんですね。
これはセールスマンが
「ともかく商品を見てください」と言うのと同じで、
話を聞いているうちに、いつの間にかその商品を買わされていたということがあります。
人間というのは、小さなOKを出すと、
大きなOKにうなずいちゃう。
小さな承諾を一度してしまうと、大きな承諾を次々してしまうという、
一貫性の原理というのを持っていますから、
一度OKしちゃうと、その次は断れないということがあります。
人はささいな承諾から大きな承諾へと向かうということですね。

〉〉〉それから知り合いの場合だったら、
その個人にまつわる情報をすでに教団が入手して、
まるで見すかされているかのように利用されたりすることがあります。

⇒この手を使われたのが、今回死刑執行された中川智正さん
オウム真理教の音楽コンサートに出かけて、
麻原に会うのは初めてだったのに、
麻原に後ろからいきなり「中川」と声をかけられて、驚いたとのこと。

「教団の教祖が自分の名前を知っていて、呼ばれた」
そう思うだけで、
中川さんを教団に惹きつけるのに、充分だったでしょうね。
なにせ、「あなたは特別な人です」と言われたわけですから。

京都府立医科大を卒業して医師になるはずの中川氏は、
接触してきた当初からオームの勧誘ターゲットだったのですね。

さて、

〉〉〉駅前や大学で声をかけられた若者たちは、
近くにあるセンターとか道場に連れてこられるわけです。
そこで多くの信者たちから非常にほめられるんですね。
持ち上げられる。
「好青年ですね」「すてきですね」とか「タレントの○○さんに似てますね」とか言われる。
また「あなたの手相は何万人に一人しかいない。エリートだ」というふうに言われる。
これを統一教会では「讃美のシャワー」と言います。
ほめたたえるということですね。
人は自分に好意を持ってくれる者に対して親近感を抱く
という条件付けをねらったものです。
ほめられると人間はついおだてに乗ることがよくあって、
ほめてくれる人のことを好きになってしまうわけです。

麻原の愛人で、教団内で女帝と言われた石井久子さんは、
小さいころから、勉強も運動もできたのですが、
女だから、という理由で大学進学させてもらえなかったとのこと。

自分の能力を正しく認めてもらえてないという鬱積を抱えていた石井さんにとって、
あなたは有能だ、あなたは美人だ、という褒め言葉は、
ここは、自分を正当に評価してくれる場所だ、
ここにいれば幸せでいられる、と、思い込んでしまったのではないかと思います。

だから、自分の良さを発揮して、
オウムの宣伝ポスターのモデルになりたがるなど、
積極的だったのではないかな、と、思います。

その石井さん、
若いときの麻原を、「中性的な人だった」と言ったそうですが、

麻原 1990年 

なるほど、やさしい感じですね・・・

麻原は、魚座生まれなので、
人との当たりはとてもやわらかですね。

それに、生まれた時間が山羊座なので、
軽く動くことがなく、落ち着いた感じに見えたでしょう。

ですが、月が双子座なので、
話をすると、言葉が巧みで、
相手を引き込むことができたのでしょう・・・・

こうやって、褒めて、幸福感にひたらせておいて、
次には、恐怖感の植え付けをしていきます・・・・


〉〉〉ほめられるという讃美のシャワーと、
恐怖感の植え付けが対照となって、
新しく入った人はびっくりするわけです。
しかも、
「これは偶然じゃなくて神の摂理だ」みたいなことや、
「こういうチャンスはめったにないから、
今すぐ決断して、我々の仲間になりませんか」ということを強調する。
これを希少性の論理といいまして、
少ないチャンスだから、今こそ大事にしなければいけないと教え
無理矢理引き込んでしまうわけです。

(゚▽゚)(。_。)ナルホド・・・コワイ・・・

〉〉〉それから二番目として、
動機付け(モチベーション)と記憶です。

〉〉〉統一教会の場合はビデオを見せます。
それから擬似的な至上体験をさせます。
オウム真理教の場合だと、
ヨーガによく似た呼吸法をするとか、瞑想をするとかさせます。

〉〉〉記憶というのは、
ただただ教義の埋め込みが行われ、記憶させます。
この段階では参加者のほとんどは理解できません。
教義は無茶苦茶で難解ですから。
だけど、断片的な知識だけが次々頭の中に埋められてくるわけです。
「疑問は勉強していくうちにわかってくる」とかですね、
「理解できないうちは親にも誰にも言っちゃダメだよ」と言ったりします。
秘密保持を約束されるわけです。
こうして自分が獲得しつつある信念を吟味する機会を奪われます

〉〉〉そういうことによって、
次の第三ステップの合宿へと向かわせるわけです。
そのために動機付けとか記憶の埋め込みということを行うんですね。
こうしてより本格的な合宿へと誘い込んでいくわけです。
これを解体と凍結と言います。
ここからは洗脳と同じことが起こってきます。


〉〉〉マインド・コントロールによって
アプローチから動機付けと記憶までが行われ、
動機付けを高めて、三番目の合宿、
つまり離れたところに連れ込んでいって、教え込みが始まることになります。

〉〉〉基本的には宿泊施設に数日間連れて行かれて集中講義を受けるとか、
瞑想や集団的に祈祷することなどによって、
狭い意味での洗脳状態へと導くわけです。

〉〉〉修行のため断食するとか、睡眠を短くすとかいうことが勧められて、
飢餓状態に陥ってしまうんですね。
生理的剥奪状況と言いますけれども、
そうなると暗示性が非常に高まります
食べないとか眠らないとかいうことを何日も続けていくと、
精神的におかしくなっちゃうことがあるわけです。
これが修行の基本です。

〉〉〉マインド・コントロールの場合は
自分で選んで修行してるから、
平気で眠らない、食事もとらない
それによって暗示性が高まるわけです。

〉〉〉オウム真理教では五体投地といって、
地べたに伏せって起きあがってという礼拝の方法を、
一日三回、一回八時間、
つまり二十四時間ずっと行って、それを一週間続けさせます。

えええー!

〉〉〉それでどうなるかというと、
離人感、自分が自分でないという感覚や、
自分が誰かに操られている感覚が出てくる。
あるいは、まるで法悦体験のような、
麻原がすぐそばに来て話しているような感覚がしたり、
光り輝くものが見えたりする。
こういうのを神秘体験といいます。

〉〉〉人間の脳は飢餓状態に陥ると、
しばしばそういう幻覚とか錯覚を見るもんですから、
それを利用しているんですね。
そういう神秘体験を得てしまうと、
これこそが我々の求めていたものだと思い込んで、
若者たちは簡単にはまってしまう

〉〉〉しかも、今まで教えられて記憶していた、
世界は破滅に向かっているとか、
日本の政治は間違っているんだとか、世界は汚れている、
ところが自分の教団だけは正しいんだという教え込みが、ここでさらに強烈になされます。
断片的な記憶だったものが、
教祖の言ってることだけが正しくて、
他が自分たちに対して弾圧を加えているんだというふうに思い込むようになる。

〉〉〉こうしてかちっとしたカルト人格ができあがってしまうんです。
ここまで来ちゃうと完璧に洗脳されたということです。

〉〉〉ところが、こういう脳内の不思議な出来事というのは、
その場から離れると、次第に夢から覚めていくように、
だんだん軽くなっていくということがあります。
そこで、第四段階として、維持、強化ということをします。
数日間の合宿から帰ったあと、何か行動を起こさせるんです。

〉〉〉たとえば霊感商法をやらせる。
本当は数千円の価値しかない壺を、これは何十万円もの値打ちがあるんですよと売り込む。
メンバーは何千円の価値しかないものだとは知りませんけども、
そういうものを売り込むことによって、
実は統一教会というのは素晴らしいんだという思いを新たにする。
人間というのは行動することによって、
信念が強固になるということがあって、
そういう活動をさせるわけです。

〉〉〉さらには多額のお布施をさせる。
たとえばビニールのバッグを例にすると、
三千円で買ったバッグと、三十万円で買ったバッグ、どっちを大事にするかというと、
三十万円で買ったバッグのほうを大事にしますよね。
素材は大して変わんないんですよ。ブランドものといいながら。
同じように、お布施をたくさんするほど値打ちがあるように思ってしまう。
そして、多額の献金をするために家を売ったりするもんだから、帰るところがなくなる。
多額の経済活動をすることによって、戻るところをなくしてしまうわけです。

〉〉〉さらには、新しい人を誘うという新規勧誘の義務があります。
自分の信念が不確かであっても、人を勧誘することで、
ますますその信念を強めていってしまうわけです。
そういう活動をすることによって、
無限連鎖講(ネズミ講)的に信者がどうしても増えてくるという形になってきます。

〉〉〉こういうことを知っていれば、
アプローチの段階で断れるんですよ。
路上で「手相を見てあげましょう」とか、
「こういうアンケート調査をしているんですが」ということに答えなければ追ってきません。
けれども、真面目な人はそういうのを断れなくて、
ついはまってしまい、後々まで追いかけられるわけです。

「なぜ生きているのか?若者がカルトに入信する理由」
(2004年4月8日に広島市東区民文化センターで行われました安芸南組同朋大会でのお話をまとめたものです) 

今回処刑された土谷正実さんは、
〉〉〉関係者が土谷のアパートを訪れると、
冷蔵庫には米と味噌だけ。
室内はオウムグッズで溢れ、布施のために購入した宝くじが数十枚、
預金通帳の残高は僅か10円だった

〉〉〉「借金に追い回されている。オウムに借りている。
色々な人を騙して借金しまくっている。
自分を偽装し自分を信頼させて入信させる。
上から何人入信させろと命令され、
棒で叩いて脅される
無免許運転、交通事故→睡眠時間が少ない

カルトの維持・強化ですね。

オウムにも借金があって、アルバイトに追われて、
睡眠時間も削るしかない、
そうすると、ますます神秘体験が増えていく、
という悪循環・・・・

土谷さんを、脱会させるために親御さんが、
茨城県の厚生施設「仏祥院」に閉じ込めて、
教団の教義の矛盾を説きますが、

この場所をかぎつけたオウムが、
中傷ビラを撒いたり、
街宣車5台で拡声器を使って騒ぎ立てたりして、
土谷さんを取り戻しにきます。

そして、
結局、土谷本人が隙を突いて、オウムに逃げ帰ってしまったのです。

(-_\) (/_-)ドウシヨウモナイネ・・・・

カルト宗教の怖いのは、
詐欺だと思わずに、自分からその集団に入ってしまい、
その信じ込みから抜けられなくなってしまうことなのですね・・・・

井上嘉浩さんも、

〉〉〉19歳のとき教団で禁じられている恋愛を行ってしまい、
8月の炎天下にコンテナ内で
4日間の断水断食を命じられ、死にかけていますし、

〉〉〉20歳のときには瞑想修行中に「眠っている」としつこく注意され、
「私は起きている」と反論すると、麻原から
「どこまで歪んだ根性をしてやがるんだ。このバカたれが!」と言われ
カーボン製の竹刀で50回ほど打擲され、
2週間ほど記憶が無くなっています

が、脱会していません。

そして、麻原の悪事に荷担して、
殺人に手を貸して、逮捕され、死刑判決を受けて、
今回処刑されてしまいました・・・・

本当に悩ましいことですね・・・
なんとかならないものなのでしょうかね・・・
また、考えてみたいと思います・・・

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