性格・個性は生まれた時の星座で決まる?同じ風景を一緒に描いても違った絵になったモネとルノワール
- 2018/01/10
- 20:00
同じ時間に、同じ風景を見ていても、
描き出される絵がこれだけ違う、というのが、
クロード・モネと、ルノワールの『ラ・グルヌイエール』という題名の絵
セーヌ川に作られた水浴場の人工島が、ラ・グルヌイエールですが、
当時、パリから鉄道で30分の人気のリゾート地でした。
パリで絵の勉強をしていたモネとルノワールは、
イーゼルを並べて、ラ・グルヌイエールに集う人々を描いたのです。
その証拠に、
1869年9月、モネは、
ルノワールとともにラ・グルヌイエールで水浴する人々を描く予定である、と
仲間のバジールに宛てた手紙に書いているそうです。
そこで、描かれたクロード・モネの作品がこれ!
↓↓↓
そして、ルノワールの作品
↓↓↓
はっきり違いますね・・・・
同じ場所の同じ時間に絵を描いたのに、
描かれた絵は、これだけ違うのです。
モネのほうが色調が暗く、ルノワールのほうが明るい・・・
モネの人物は風景と同じ筆致なのに、
ルノワールの人物は細部まで描かれ、動きがある・・・
これは、性格の違い、個性の違い・・・・
では、その性格、個性の違いは、どうして出てくるのでしょう・・・・
それは、その人が
生まれた時間の空の星の位置で、
その人の性格・個性が決まるからです。
('◇'*)エッ!?ソウナノ?
そうなんです!
兄弟姉妹、同じ両親から生まれているのに、
同じ遺伝子、同じ生活環境なのに、
顔も体つきも、性格も、声のトーンも、全部違います。
なぜ?
生まれた時間が違うからです・・・・
性格って、変えるのはほんとうに大変です。
生まれもったものだから、なかなか変えられない!、よね?
(^-^*)(・・*)(^-^*)(・・*)ウンウン
科学の発展により、
人間の組成元素は、宇宙の星の組成元素と同じということはわかっているそうです。
つまり、
宇宙にある星が人の誕生のときに、
その人の形成に影響を与えている、ということです・・・
だから、
その人が生まれた時に空にあった星の位置を見ると
(これが、ホロスコープですが、)
その人の性格や個性・主観がわかるのです。
___φ(゚ー゚ )フムフム☆-(^
では、その個性の違いが、どんなふうに現れているか、
モネとルノワールの生年月日で、解析してみましょう・・・・
クロード・モネ 1840年11月14日
太陽・蠍座 月・蟹座
金星・射手座 火星・乙女座
生まれた時間は、残念ながら、不明
ルノアール 1841年2月25日 午前6時生まれ
太陽・魚座 月・牡羊座
金星・牡羊座 火星・蠍座
アセンダント(生まれた時間)・水瓶座
モネの蠍座も、ルノアールの魚座も、ともに水星座です。
そして、モネは、月星座も、蟹座で、同じく水星座です。
ごつごつした感じはありません。
柔らかな感じが、まず、第一印象ですね。
牡羊座のゴッホの自画像と、ひまわりの絵ですが、
↓↓↓
モネのひまわりと、ルノワールの花です。
モネ・ひまわり
ルノワール
ゴッホは、太陽・牡羊座、月・射手座です。
両方火の星座のゴッホの絵には、力強さが感じられます。
また、
花瓶の形や、机とバックの境界線を、黒で縁取っているように、
境界線をはっきり、くっきりさせたい、という
ゴッホの強い意志の表れがそこに見てとれます。
絵全体が、強い感じがします。
それに対して、
太陽が水星座のモネやルノアールは、縁取りせずに、
影や色目の違いで、花瓶と花を浮きだたせています。
ゴッホのごつごつした感じと比べて見ると、
水星座の柔らかい感じがわかりますね。
リョウカイ!(^-^ゝ
では、モネとルノワールの違いですが、
魚座は、冬から春に向かう星座です。
まだ、あたたかな春になっていなくて、
その暖かさが、目の前に現れる寸前の時期なので、
春へのあたたかさにあこがれます。
ロマンティックな春への志向が非常に強い星座です。
だから、まだ寒い時期だけれど、明るい色調を好みます。
それに対して、
蠍座は、冬に向かう秋の星座です。
春から夏星座は、明るい色目も好きですし、
形式感がないので、こだわりはないのですが、
秋・冬星座は、
白黒に向かう単色の世界に向かって行くせいか、
赤やピンクやオレンジよりも、青から紺色、黒に至る色目を好みます。
だから、色調がルノワールより暗くなります。
また、人物に着目してみると、
ルノワールは、顔をしっかりと書きます。
それも、表情の細部にわたって、描いています。
ルノワール『船遊びの昼食』
今にも、おしゃべりが聞こえてきそうですね。
ルノアール『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』
こちらも人々の会話やざわめきが聞こえてきそうです。
ルノアール『ピアノを弾く二人の少女』
ピアノの音とともに、ふたりの会話も聞こえてくる気がします。
柔らかく、繊細で、見る人を魅了する美しい絵柄は、
魚座が、調和を大事にする星座だからでしょう。
それに対してモネの描く人物の顔には、
目鼻や口がしっかりと描かれていません。
人物だけ、拡大すると、
風に揺れ動くベールで、目鼻立ちがはっきり見えない設定になっています。
モネ「船遊び」
モネは、人物を「自然の中に埋没させている」
「人も水も木々も、同じ比重で画面の中に存在」させて、
人物も風景画の一部にしている、と、言われています。
蟹座と蠍座と魚座の水星座は、
蟹・蠍・魚が声を出さない生き物なので、
無言星座と言われていますが、
太陽・蠍座、月・蟹座のモネは、確かに、人物におしゃべりさせていません。
(゚д゚)オオー!確カニ・・・
自然をありのままに描く、という
オランダの画家・ヨンキントの教えに心服していたモネは、
人物も、自然な感じで、自然と溶け込ませるように、描こうとしたのかもしれません。
また、モネの金星(美をつかさどる星)は
細かいことにはこだわらない、射手座にあり、
細かい顔の造作よりも、
画面全体の調和を大事にしたのでしょうし、
また、
この金星には、冷やす星座の土星がくっついていますから、
人物を生き生きと描く方向には行かなかったのかな、とも推測されます。
それに対して、
太陽が魚座の水星座であっても、
内面の月が牡羊座で火の星座のルノアールは、
目鼻立ちだけでなく、顔の表情までしっかりと書き込んでいきます。
ルノワールは、悲しみや陰りを一生涯の間、書かなかったそうですが、
月が牡羊座にあって、
人生とは幸せで、負けはない、と思いたいルノアールにとって、
「悲しみや陰り」という人生においてマイナスで、
不幸の象徴のようなものは、一切、書きたくなかったのだと思います。
モネのように、人間が自然の中に埋没させることは、
ルノワールには考えられなかったのかもしれません。
だから、ルノワールは人物画に向かった・・・
それに、
ルノアールが生まれた時間・アセンダントは、水瓶座・風の星座です。
風星座の、双子座・天秤座・水瓶座は、すべて人間です。
人間ゆえ、風星座は言葉の星座なのです。
アセンダントに言葉の星座の水瓶座をもつルノアールが、
人物の顔を描くときに、おしゃべりさせたくなったのは当然なことかもしれません。
芸術作品は、作者の個性や主観が、そのまま作品に表れます。
ということは、
その人がもってる星座の特徴がはっきりと表れているのが、
その作者の作品なのです。
ハイブリッド占星学の上田享矢の著書、
『占星学vs科学』では、
音楽家を交響曲・オペラ・独唱曲など音楽分野で分けていくと、
きれいに12にわかれていく様が書かれています。
よかったら、ご一読ください。
続きます・・・・
参照 Mariのページ『ラ・グルヌイエール』