水晶原料のケイ素「胃がむかつく」の相談には希釈して飲んでもらった!「釘が錆ない・油の分解能力」は強アルカリに寄るもので抗酸化力ではない?
- 2021/02/11
- 23:13

②ナトリウムが60%offに。(500-700mgが 100-120mg/100mlに)
③味やにおいの「生臭いクセ」がなくなった。
「濃縮液タイプ」の強アルカリ性は、実は、強制的にケイ素を溶かすため(薬品融解)
最初に、私たち消費者がきちんと理解しておくべきことは、
ケイ素(Si元素)はもともと水(H₂O)との親和性が低い、
つまり、水に溶けにくい性質を持っている、ということです。
そのため、本来、
高濃度で水に溶けている状態は、自然な状態とは言えません。
そこで、無理やり水に溶かそうとする場合は、強アルカリ性にする必要があります。
つまり、濃縮液は、
「水に溶けているから水溶性だ!」とアピールするために、
ケイ素を強制的に薬品融解しているともいえます。
強アルカリ性であれば、液体状態(水に溶けているように見える)ので、
「水溶性です(実際にそのケイ素分子の特性として可溶化率が高いかどうかは別として)」と宣伝しやすくなるのです。
(強力な薬品で可能!某技術者の独自の製造方法を一挙公開!!)
製造過程で苛性ソーダなどの危険薬品を使用しますので、
一般の方は絶対に真似をしないでください、
この方法では、二酸化珪素(SiO₂)の他に、
水酸化ナトリウム(NaOH)、ケイ酸ナトリウム(Na₂SiO₃)などの合成化学物質が関係しているようです。
これらの安全データシート(>SDS)を確認したところ、
いずれも「危険有害性」が指摘されている強力な薬品となります。
「この強力な薬品を使う方法だと、
本来は原料の水晶には含まれていないナトリウム(Na)が
最終製品に含まれることになる」ということです。
《化学研究者が教える独自の水晶から水溶性ケイ素を作る方法
(注意:危険薬品を使用します。一般の皆様は絶対に真似をしないでください)
① 水晶 (SiO₂)のガラス化 (非昌質化)
・SiO₂が主成分の水晶(結晶質)を1,650℃以上で融解(融点:1,600℃)させ、その後急激に冷却して、ガラス(非晶質)を作製する。
②ガラス(SiO₂)の粉砕
・①のSiO₂が主成分のガラスを粉砕する。
③ケイ酸ナトリウム(Na₂SiO₃)粉末の作製
・粉砕したガラス(SiO₂)と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ:NaOH)を加熱融解させて作製し、水分を飛ばす。(ケイ酸濃度:28%程度)
SiO₂ + 2NaOH >→Na₂SiO>₃+ H₂O>↑
④ケイ酸ナトリウム(Na₂SiO>₃)の溶解(pH11.5付近において)
・水の電離。
H₂O → H⁺+OH⁻
・ケイ酸ナトリウム(Na₂SiO>₃)を水溶させると、ナトリウムイオン+ケイ酸イオンに電離。
Na₂SiO>₃→ >2Na⁺SiO>₃²⁻
・ケイ酸イオンは、水と反応し、ケイ酸イオンと水酸化物イオンになる。
SiO>₃²⁻ + 2H₂O→ >H₃SiO₄ OH⁻
・一部のケイ酸イオンは、水と反応し、ケイ酸分子と水酸化物イオンになる。
SiO>₃²⁻ + 2H₂O + H>⁺ →>H₄SiO₄ OH⁻
結果、ケイ酸ナトリウム水溶液(水溶性ケイ素溶液)は、
水素イオン(H>⁺)が減り、
水酸化イオン(OH⁻)が増えることにより、強アルカリ性を示すことになる。
また、元々水晶には無いナトリウム(>Na⁺)も
溶液中に検出されることになる
https://keiso-consumer.net/consumer-notice-1
・・・なるほど、です。
苛性ソーダは、苛性アルカリとも呼ばれる
水酸化ナトリウム(NaOH)の一般的な名前の1つ
純粋な形では、苛性ソーダはワックス状の白い固体。
それは水を容易に吸収し、水溶液を形成します。・・・とのことです・・・
苛性ソーダとは、強力洗剤や、塩素系漂白剤の「ハイター」と同じくらいの強アルカリ性なのです。希釈するとはいえ、やはり・・・
(p*>w<*q))
濃縮液タイプは、漂白剤・業務用強力洗剤レベルの「強アルカリ性」
強アルカリの取扱いに関しては私たちの身を守るため消費者として知っておかなければならない注意点がある、とお話をしました。
まず、強アルカリってどんなものなのでしょうか?
私たちの身の回りで酸性、中性、アルカリ性を考えてみます。
まず、私たちの肌は弱酸性。
そのため、お肌に優しい化粧水やボディーソープなどはpH4.5~7付近の弱酸性です。
水道水はpH6.8~8.1位の中性です。
ミネラルウォーターでアルカリイオン水と呼ばれているものは弱アルカリ性でだいたいpH9~10程度です。
強アルカリとはその上のpH11以上のものです。
下に、外部の研究機関に依頼してケイ素定番商品と、濃縮液タイプと同じ強アルカリの漂白剤・強力洗剤のpHを測定してもらった結果を載せています。
下の洗剤(アルカリ電解水)とある洗剤は強い汚れ落ち効果があるとして最近話題の強力洗剤です。普段キッチンなどで使っている台所洗剤は、アルカリ性では危険なので中性洗剤が多いですが、
アルカリ電解水洗剤、マジックリン、カビキラーなどは強アルカリで油分を溶かすタイプの強力な洗剤です。
同じく、クリーニング屋さんが使う業務用強力洗剤や漂白剤も強アルカリ性です。
このような強力洗剤・漂白剤は、洗浄力が高くなっているため、手袋を着用する、目に入らないよう注意するなど使用には十分の注意が必要です。
下の写真の比較でわかる通り、ケイ素サプリメントの濃縮液タイプのものは
これら漂白剤・強力洗剤並みの強アルカリであることがわかります。
消費者注意①「強アルカリの『濃縮液』は本当に良いの?」 | ケイ素(シリカ) サプリメント比較・ランキング・価格表/消費者コミュJP (keiso-consumer.net)
飲用の際、希釈して飲むという理由もわかりますね。
手に触れないよう注意喚起されている強力洗剤・漂白剤と同じレベルの強アルカリ性のものをそのまま飲むなんて考えただけで少しぞっとしてしまいます。
これらの濃縮液タイプと言われている商品がアルカリ性であることはメーカーのホームページなどで触れられています。先ほどの話に戻りますが、アルカリ性(の食品)なので、鉄の釘が錆びない、つまり抗酸化作用があるといったBefore、Afterの違いを無視した説明をしていることから事実です。
しかし、濃縮液タイプの販売者やメーカーは、その強アルカリ性である商品に対する消費者が認識すべき注意点には残念ながら触れていません。
強アルカリはたんぱく質を溶かします。
アルカリ性強力洗剤で手荒れがするのは皮膚がアルカリで溶けるからであり、目に入ったら失明の可能性もあります。
でも、その危険性を正確に伝えようとすればするほど、
そんな危険なものを食べてもいいのかという疑念が浮かび、商品にはマイナスイメージとなってしまします。
メーカーとしては積極的にPRしたくないのは当然です。
薄めれば強アルカリではなくなりますので飲むときには問題はありません。
でも、私たち消費者の手元にある濃縮液が強アルカリであることは間違いないのです。その危険性を知らずに目に入れてしまったら?小さいお子さんやペットがそのまま飲んでしまったら?
最初にふれた「商品情報の信頼性」には、商品の取り扱いや危険性も含まれます。果たして「この商品はアルカリ性です」という情報だけで私たちの安全を守るのに十分でしょうか?
濃縮液タイプは、漂白剤・業務用強力洗剤レベルの「強アルカリ性」
濃縮液の広告手法の「釘が錆びない」という抗酸化作用が、同様に体内で起きるとは決して言えない!
これまでアルカリ性の食品とアルカリ性食品、強アルカリの強力洗剤についてご説明してきました。ここで濃縮液タイプのメーカーHPで見られるいくつかの誤った記載について商品情報の信頼性といった観点でみていきたいと思います。
商品情報の信頼性を見るにあたり、アルカリ性の溶液の特徴について、関連した内容をいくつかご紹介します。
まずは強アルカリ溶液とさびとの関係。水中に鉄を入れると錆びます。しかし、強アルカリイオン水の中に鉄を入れた場合、そのpHが保たれている水中にある間は錆が発生しません。これは強アルカリイオン水の酸化還元電位が低いことに関係するのですが、詳しい説明は専門的になるので省きます。強アルカリの液中では鉄はさびないんだな、程度に思ってください(実際には共存するイオンにより異なったりもしますがこちらも専門的になるので省きます)
次に強アルカリ溶液と油との関係。水と油は混じりません。しかし、ある一定の条件で水と油が均一に混じって乳化します。この乳化させるのに必要なものが台所洗剤などに入っている界面活性剤と呼ばれるものや、食品に含まれる乳化剤です。
しかし油の主成分である乳脂肪は実はアルカリによっても溶けます。
ここで、強アルカリ性の濃縮液タイプのホームページを見てみます。
濃縮液タイプのケイ素サプリメントの販売ホームページでは、下の写真のような宣伝を良く見かけます。濃縮液タイプのケイ素サプリメントの販売者やメーカーは、「鉄の釘を、水に入れていると錆びるけど、我が社のケイ素液に入れていると錆びないんですよ。これが抗酸化作用です。つまり、体に良い」ということを宣伝しています。また、「油と水は通常、分離している。しかし、我が社のケイ素液に浸していると、融和・一体化される。これが乳化作用。つまり、体に良い」とアピールしている販売者は少なくありません。




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