ここ三回、重曹クエン酸水のお話をしてきましたが、
この重曹クエン酸水を飲んで、どうなるか、
自分の体で人体実験をやります、と、宣言されているブロガーさんがおられます。
「重曹クエン酸手水を飲んで体調が良くなった、改善した」という 書き込みをよく見かけますが、
検査も含めおっさんは、何も好転していません。
これが事実です。〈〈〈
・・・と、何も好転していない、
PSA値=前立腺癌の腫瘍マーカーの値も悪くなる一方!
全く効果無しとおっしゃるこのブログ主さん、
twitterですと、立花静人さんとおっしゃる方のようですが、
全く効果無し、どころか、悪化している状態なのに、
今後も、重曹クエン酸水を飲み続けて、実験されるとおっしゃってまして、
実は私、とっても気になったことがありました。
それは、
ブログ主の「おっさん」さんが飲んでおられる重曹ですが、
「天然重曹 内モンゴル産 トロナ鉱石」
飲んでおられる「重曹」の原料が「石」なんです!
大丈夫なんでしょうか?
私達の身体の栄養として重要なミネラル、
このミネラルは、植物からのものでないと、
ほとんど吸収されない、って言われていますね。
鉱物のミネラルは、粒子の大きさがおおきくて、
人間の細胞はそれを吸収できないのだそうです。
それに地中の鉱物には、
発がん性物質などの毒も含まれています。
この地中のミネラルを、植物は自分の体に取り込むのですが、
そのとき、
植物は、自分の体に悪さする「毒」はすべてのぞいて、
ミネラル成分だけ吸収します。
植物は、地中のミネラルを無毒化して吸収するのです。
それも、その大きさは、
赤血球の7000分の1の大きさだそうです。
赤血球の大きさは、
7~8μm(マイクロメーター=ミクロン)
=0.000007~8m =0.007~8mm
これの7000分の1なので、
0.000001mm=0.001μm=1nm(ナノメートル)
植物のミネラルの大きさは、1nm(ナノメートル)
0.000001mm
それに対して、
鉱物は、μミクロン(=μmマイクロメートル)サイズだそうです。
1μ(ミクロン)= 1000nm(ナノメートル)
つまり、鉱物の大きさは、植物の1000倍以上
なので、
鉱物ミネラルは、結晶していますが、
植物ミネラルは、非結晶(アモルファス)なのです。
ですから、
鉱物性ミネラルの吸収率は、5~10%程度、
それに対して、
植物性ミネラルは、98%の吸収率!
ミネラルは、鉱物で摂っても吸収されないばかりか、
地中の発がん性物質のものもそのまま含んでいるので、
人間の体にとって、毒なのです。
ですから、
原料が鉱石の重曹を取るのは、安全だと言えないのです。
ですが、
この天然重曹、みなさん、よく買っておられるようなので、
とても気になりました。
・・・こんな表があるんですね。
原料が鉱石の重曹のほうに、自然💙マーク!
なんで、「自然」?
「自然」にある鉱石使ってるから?
〉〉〉天然とは言いますが、多少の加工、製造工程はあります。
例えばモンゴルのある地域から採掘されるトロナ鉱石は、
炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの結晶です。
二酸化炭素を加えて熱することにより、純粋な炭酸水素ナトリウムを分離できます。
これをパッケージしたものが、天然重曹としてお店に並びます。
なお製造工程で用いられる二酸化炭素は、石灰石(CaCO3)に炭素の塊であるコークスを混ぜ、1000度に加熱することで得られます。
人工的に作っているのですが、
原料が鉱石で、その鉱石の成分のままなので、「天然」となるのでしょう。
ですけど、💙ハートマークが付いている、ということは、
こちらが良いもの、という意味ですよね?
右側の国産重曹はというと、「科学」・・・???
( ー̀ωー́ ).。oஇ
「科学由来の重曹」って、どういう意味なんでしょうね?
左の天然重曹より良くない、という意味なんですよね?
(^∀^A)oO
「科学」って、悪いものでしたっけ?
そんな話聞いたことないけど・・・
海水や岩塩から重曹を作る方法は、
- 海水から取り出した塩や岩塩を水に溶かす
- 電気分解して、『苛性ソーダ』を抽出する
- 苛性ソーダに炭酸ガスを加える
- 重曹が結晶化するので、精製して結晶を取り出す
とにかく、製造過程で、
電気分解するという化学反応を起こしているので、良くない・・・
だけど、どちらも「結晶」であって
有害物質が取り除かれてはいない、と思います。
それと、
「重曹クエン酸炭酸水を摂取すると代謝がよくなり、
汗や尿からミネラルが抜け出てしまうので、天然を!」
って書いてありますが、
「重曹クエン酸炭酸水を摂取すると、汗や尿からミネラルが抜け出てしまう」
って本当なんですか?
それで、ミネラル豊富な「天然重曹」を、と推奨しているわけですね。
ミネラル豊富だから、「💙」ハートマークとなるわけですね。
このトロナ鉱石にミネラルが含まれているとしても、
このミネラルって、鉱物に含まれているミネラルです。
鉱物中に含まれるミネラルは、結晶していて、
大きさが大きいので、
人の体は、そのミネラルをほとんど吸収できません。
それに、ミネラルが含まれているということは、
ヒ素や鉛などの発がん性物質も入っているわけで、
植物のように、それらを除去できているわけではないのです。
自然だから、人の体にはいい、とはならないのですが。
・・・私からすると、いろいろと疑問だらけなのですが、
この表だけを見ると、国産重曹より天然重曹のほうがいい、と見えるので、
それで、このブログ主さんも、
天然重曹のトロナ鉱石100%を、使っておられるのですね。
上の表にある「天然重曹」は、
「アメリカ(コロラド州)で製造されたナーコライト(鉱物)から作られた」
とありますので、まちがいなく鉱物です。
そして、この天然鉱物からつくられた「天然重曹」で、
汗や尿で出たミネラルを補いましょう、って、言っているわけですが、
あっ!これって、もしかして、あれと同じ発想かな?
「天然塩はミネラルいっぱい🎵
「精製塩は化学塩でミネラルがはいってない悪いお塩😸
この、頭くらくら😵しそうなくらいの、意味不明なやつでしょうか?
「国産重曹」の原料は、食塩!
つまり、みなさんが大嫌いな精製塩が原料!
精製塩は「化学塩」???
ヽ('Д'ヽ) ワッケ!!<(;´Д`;)>ワカラン!!!
とにかく、
重曹クエン酸水を飲み続けて人体実験中の、上記のブログ主さん、
今、飲んでおられる「天然重曹」をやめられたほうがいいと思いますが。
せめて、「国産重曹」
それも、「胃薬」にもなる「炭酸水素ナトリウム」なら、って思います。
食用の重曹
⇒食品衛生法に基づいて製造・管理されている
医療用の重曹
⇒医療品医療機器等法(薬機法)に基づいて製造・管理されている
と、医療用は、安全管理も徹底していますから、
お飲みになるのなら、第3類医薬品の
「日本薬局方 炭酸ナトリウム」をおすすめしたいです。

・・・ですが!
重曹のpHは8.2ですが、
体の中に入ったら、塩化ナトリウムになって、中性ですし、
重曹クエン酸水にして、お腹にいれても、
クエン酸ナトリウム(クエン酸塩)となって、同じく中性です。
体はアルカリ性にはならない!
「体が酸性に傾くと癌になる!
だから、体をアルカリ性にして、癌を治しましょう!」
ということらしいですが、
重曹クエン酸水を飲んでも、体はアルカリ性にはなりません!
また、癌が治るという証拠もありません。
それだけでなく、
毎日、日に二度、三度と飲むのは、
とても怖い問題も孕んでいるのかも、って思うのです。
それは、
クエン酸重曹水は「ウラリット」という薬の成分の
クエン酸ナトリウムになりますが、
「ウラリット」というお薬自体は、
〉〉〉クエン酸カリウムとクエン酸ナトリウムが
1:1の等モル配合されており、
電解質バランスに影響を及ぼしにくい
https://yakuzaishi-info.hateblo.jp/entry/2021/01/24/011822
ものとして、製造されています。
この「電解質バランス」とは?
私達の身体の血液中には、
電解質のナトリウム、カリウム、塩化物、重炭酸が入っていて、
神経や筋肉の機能の調整、 酸塩基平衡 および 水分バランス の維持を助けている
もし、この血液中の電解質(ミネラル)のバランスが崩れると、
筋肉の異常、意識障害、心臓の機能の異常などが起こるとのこと。
勝手に個人がつくる「重曹クエン酸水」の「クエン酸ナトリウム」は、
もしかすると、
正常に働いている私達の細胞の「ナトリウム・カリウム」ポンプの
酸塩基平衡を崩してしまうかも?なのです。
下記のyoutubeで、膵臓癌の外科医師であられる佐藤典宏先生は、
「重曹で癌が治るというエビデンスはありません。」
「点滴でなくなった患者さんがいることや、
内服や浣腸で副作用が出たりすることもありますので、
危険な治療法であると言えます」
とおっしゃっておられます。
重曹も、クエン酸も、人工的に作られた化学物質です。
私は、「日本薬局方」の 炭酸水素ナトリウムをお風呂に入れてはいっておりますが、
また、胃薬として重曹を摂ることもありますが、
毎日、摂取するのは、危険ではないか、と、思います。
みなさんは、いかがでしょうか?
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